【始読】日常会話で“どもり”が出てしまう人へ伝えたい、たった1つのこと
はじめまして。
吃音(どもり)克服アドバイザーの
リュウと申します。
いきなりですが、
日常会話の時『言葉が詰まって話しづらい・・・』
と感じたこと、ありますよね?
言葉がなんかこう、
「どもる」感じ・・・。
『お、お、お、はよう』って
なっちゃう・・・。
ひどい時だと言葉が完全に
出なくなってしまう・・・。
そんなお悩みをもっているあなた。
それはもしかすると、
吃音(きつおん)かもしれません。
吃音とは何か?
吃音とは、
言葉を流暢(スラスラと)に
発することが困難な症状のことです。
“どもり”とも呼ばれます。
ご存でしょうか?
吃音の症状には、3つあるのです。
まず一つめは、[連発]です。
「おはようございます」を、
「お、お、おはようございます」と
言葉の頭を連続して発してしまう症状です。
これが一般的に言うところの「どもり」です。
二つめが、[伸発]です。
「おーはようございます」と言葉の頭を
伸ばして発音することを伸発と呼びます。
なぜこうなってしまうのか?
というと、
“言葉の出だし“に詰まってしまうのを回避するため、
言いやすくするために言葉の頭を
「おー」と伸ばすことによって、
その後に続く言葉もスムーズに
発せられるよう工夫するからです。
要は、発音のリズムを取るイメージです。
三つめは、[難発]です。
これが吃音の症状の中で最も重たいものであり、
言葉そのものが完全に発せられなくなります。
なぜ「難発」になってしまうのか?
実は吃音の症状というのは、
連発→伸発→難発
という順番に進行していき、
難発は最終段階の症状になります。
簡単に言うと、
連発の段階で吃音を“意識”し始め、
伸発へと進行していき、
やがて難発にたどり着くワケですが、
連発と伸発で「自分は言葉を発するのが苦手なんだ」
と強く意識してしまい、
言葉そのものを発することに強い恐怖を感じてしまう
ことで難発に進行していってしまうからです。
以上が吃音の症状に関する簡単な説明でしたが、
ではなぜあなたに吃音が出てしまったのか?
疑問に思われたのではないでしょうか。
吃音(どもり)が出てしまう理由としては、
以下の可能性が考えられます。
幼少期に受けた何かしらの
強いトラウマ
コミュニケーションで
馬鹿にされた経験がある
自分のしゃべり方が他の人と
違うことに違和感を持ったから
自分に自信がない
人前で緊張しやすい性格
人の目を見て話すことに
苦手意識がある
人一倍、感受性が高い
などがあります。
ですが、僕が思う理由はたった一つだけです。
元々、吃音という素質を
持っていたから
です。
僕はこれを、
吃音という“才能”を持った人
と表現しています。
『才能!?』と思われるかもしれませんが、
あくまで僕なりの定義です。
実は吃音者というのは、
100人に1人の割合で存在するとされています。
単純計算でいくと、
日本だけで120万人いる計算になります。
吃音というものはコミュニケーションに
ダイレクトに直結してくるものなので、
特に、何気ない日常会話の時などで大変苦労します。
世の吃音者のほとんどの方は、
『どうすればどもらずにスラスラ
話せるようになれるのか?』
と悩んでいます。
どうやって?
と悩んでしまう気持ちは凄く分かります。
僕もかつては大いに悩んだ経験がありますから。
なので、僕からあなたに一つだけお伝えます。
それは・・・
どうにかして自分に
自信をつけるしかない
ということです。
至ってシンプルで、かつ残酷だと思います・・・。
(ごめんね・・・)
吃音ってめちゃくちゃ奥が深い症状なのですが、
突き詰めると、結局こういう結論にたどり着きます。
自分に自信をつける。
これが、僕があなたに伝えたい
たった一つのことです。
『結論かもしれないが、自分に自信をつけるために
今からでもできることは何なんだ?』
またまた残酷なことを言って申し訳ないのですが・・・
付け焼き刃的な自分に自信をもつ方法というものは、
残念ながら、ありません。
自信とは、数々の小さい成功体験を積むことで
やっと手に入れることができるものなので、
一時の間に合わせに、
にわかに覚え込んだ知識や技術だけで
今すぐつけられるものではないのです。
成功体験の有無も大切ですが、
それと同等以上に大切なのはマインド(思考)です。
自信とは、
小さな成功体験×マインド(思考)
で、構成されるものです。
どちらがかけてもダメです。
成功体験というのはイコール経験値なので、
ここは今すぐ手に入れられるものではないですが、
マインドならば、今から強化できます。
よって、あなたが今からやれることはシンプルです。
考え方を変える=マインドシフト
↑
これを強く意識しましょう。
吃音者にとってのマインドシフトとは、
吃音(どもり)を敵として認識せずに、
立派な自分の個性だと割り切って考えることです。
最初は簡単ではないと思いますが、
コレ、凄く大事なことです。
これができるようになれば、
あなたは日常会話で
不憫な思いをすることは少なくなるでしょう。
まずはシンプルに一つ。
マインドシフトを意識しましょうって話。
ぜひ今これを読んだ瞬間から、
意識していきましょう。
考えた方を変えるだけで、
吃音は大分軽くなります。
ではでは。
今回はこの辺で失礼します。
ありがとうございました。